「くっそー、後1本が出ねーな」

「でも、先輩たちまた追いついて同点だよ?一奥(いちおく)ん」

 

悔しがる一奥(いちおく)と、それを笑顔でなだめる要(かなめ)。その会話を聞いていた仟(かしら)は、ジッとスコアボードを見つめていた。

 

「遠矢(とうや)さん……」

「うん、五回まで綺麗に1が並んだね」

 

「私はやっぱり、名京のリミットは始まっていると思います」

「そうだね。試合で後1本が出ないのはよくあるけど、ここまで1が並ぶのはおかしい」

 

「一見、いい試合に見えますけどね……」

「なぜか西島(ウチ)は、逆転できない……」

 

すると、仟が驚きながら推測を立てた。

 

「遠矢さん!これが竹橋刃(たけはしやいば)投手のリミットなら、相手は一点以上取り、西島(ウチ)は得点させられてる可能性はありませんか?」

「僕もそう思っていたんだよね。もし今5対0で負けていても、名京(めいきょう)は本気じゃないかもしれない」

 

仟は遠矢に否定して欲しかった。しかし小首をかしげる状況に、仟の目は下を向いた。

 

「これが公式戦なら、2点ずつ取られて今ごろコールドゲームです……何か手を打たないと」

 

すると、投球練習をする鶴岡(つるおか)を見た遠矢が仟を驚かせた。

 

「もしかすると、この六回から名京は一気に来るかもしれないよ?鶴岡さんは、すでに100球以上投げさせられてるしね」

「え?」

 

仟は、遠矢に言われて初めて気づいた。

 

夏の県予選三連覇を狙う名将、中豊大(ちゅうほうだい)名京高校監督の藤井(ふじい)は、練習試合を練習とは考えていなかった。

 

“勝ち負けにはクセがある。常勝とは、試合に勝つことではない。試合をリードし続けるという意味だ!”

 

これが、藤井監督が常々選手たちに言っている言葉だった。

 

どんな試合でも勝ちを重ねる事が自信になり、勝つ心を疑わないチームになる。そして藤井監督は、どんな時も常勝野球をやれと指示していた。

 

“ 初回も九回も関係ない。常に相手に勝っている試合をしろ!”

 

藤井監督の狙いは様々あるが、最大の狙いは常に最終回だと思って挑めという事だった。

 

常に土壇場であるという状況が、精神を鍛え集中力を養っていた。そして一イニングもリードを許さない考えが、相手に追いつかなければならないというプレッシャーを与えていた。

 

100球を越えた鶴岡が投球練習を終えた姿を見た藤井監督は、チームに指示を出した。

 

「この回、得点の限界を外すぞ」

『はい!』

 

気合いが入る名京ベンチ。遠矢と仟の読みは、悪い方向で当たってしまった。

 

藤井監督の指示通り、あっという間に名京は連打を重ねる。マウンドの鶴岡は2点を失い、未だワンアウト満塁。

 

名京高校が二軍とはいえ、ここからクリーンアップの三番が打席に立った。

 

その時、たまらずタイムをかけたキャッチャーの村石(むらいし)が紀香(のりか)監督を見る。だが紀香監督は、任せるといった表情でうなずく。

 

ベンチの遠矢と仟も、信じるといった目でニコニコしていた。

 

ベンチにうなずいた村石がマウンドへ走る。集まった内野陣は、疲労の見えるピッチャーの鶴岡を励ましていた。そこへ村石が到着する。

 

「鶴岡、踏ん張り所だぞ!」

「村石、俺の球はキてるか?」

 

「あぁ!大丈夫だ!」

「そうか……よし」

 

しかし村石は、ここで嘘を言ってしまった。キてるぜと言わなかった村石の言葉が、それを物語る。

 

(やはり鶴岡に疲労が見えるな。二軍とはいえ相手は名京だ。プレッシャーも計り知れない。仕方ないが、当然か……)

 

キャッチャーの村石は、ボールチェンジを頼んだ球審から受け取ったボールをピッチャーの鶴岡に渡しながら、そう思っていた。そして檄を飛ばす。

 

「いいか、内野は前進守備だ。一人ずつアウトにするぞ!」

 

キャッチャー村石の声に5人がそれぞれ返事をし、ポジションへ戻った。

 

この時、村石は抑える事を運任せにしてしまった。運任せ事態は悪い事ではない。むしろ運は実力の内である。

 

だが、運が良かったと表現するのは勝者であり、敗者は言わない。

 

実力の勝る者が負けた時、運がなかったとはよく聞く話ではあるが、この時の村石は逆だった。

現時点で名京高校二軍の実力の劣るピッチャーの鶴岡に対して、このピンチを凌ぐには運に頼るしか理由が見つからなかった。

 

最少失点で終わってくれと祈るキャッチャー村石は、ごく普通の思考であるのかもしれない。

 

しかし試合は、運はやはり強者に味方するものだと思わせる結果になってしまった。

 

セカンド小山田(おやまだ)のファインプレーで終わったこの六回、落ち込みながら三塁ベンチへ戻ってきた西島ナインは、7失点のビックイニングを作られてしまう。

 

六回の表に、初めてスコアボードには1以外の7が刻まれた。これで得点は、12対5。公式戦であるなら、七回コールドゲーム。

 

肩を落とすピッチャーの鶴岡は、一奥に話しかける。

 

「一奥、すまん」

「鶴岡先輩、そんなに差があったとは思わなかったぜ?なぁ?遠矢」

 

一奥の笑顔に、遠矢も笑顔で応える。

 

「そうですよ。鶴岡さんの成長が見られたのは、収穫でしたから」

 

「そうか……その言葉、有り難く受け取っておく」

「一奥だけで夏を制するのは無理だと思ってますから、頼りにしてますよ?鶴岡さん」

 

「遠矢。一奥がへたれた時は、俺に任せろ!」

「はい」

 

だが、ピッチャー鶴岡の言葉に限界を感じたキャッチャーの村石は、仟に交代を頼んだ。

 

しかし、仟は困っていた。すると、それに気づいた遠矢が話しだした。

 

「村石さん、交代はまだです。それと、この回逆転しましょう」

「なにっ?遠矢!この回に俺たちもビックイニングを作れるのか?」

 

「はい。西島のストック野球をやりましょう!」

 

それを聞いたキャプテンの神山(かみやま)は、複雑な思いを口にした。

 

「ストック野球……。俺たちは、木村(きむら)監督の下で一度も出来なかったな」

 

神山の言葉を聞いた西島高校の白城(しらき)以外の上級生たちは、少し下を向いた。

 

「遠矢、打順は七番の影山(かげやま)からだ。誰から代打で行く。要か?」

「え?神山さん、代打はありませんよ?僕らはストック野球の経験がありませんから。それに、今の先輩たちの力なら十分可能です」

 

遠矢の言葉が、先発メンバーたちの心に火をつけた。

 

当時ダメだとわかっていながらも、試合中の木村前監督は自分の野球を貫いていた。しかし、ナインの心が疑いもなく1つにならなければ、結果は産み出せなかった。

 

しかし今は違う。

 

去年の三年も受け継ぎ、自分たちも聞かされ受け継いでいた、汚れた伝統は終わっている。

 

対梯(かけはし)高校戦。キャッチャーの遠矢は木村監督の策からビックイニングを作られた。その事実を目の当たりにしている事も、彼らの心に影響したのだろう。

 

落ち込んでいた西島ベンチは、再び活気を取り戻した。

 

遠矢はすぐに策を口にし、バッターボックスへ七番の影山が向かった。

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甦れ!ST野球

“ 五回(ここ)まで竹橋(たけはし)さんは、ストレート、スライダー、チェンジアップの3つのみです。理由は二つ。連打されない自信とキャッチャーが捕れないの二つです。”

 

遠矢(とうや)は、キャッチャーがポロポロした時マウンドでイライラしているピッチャー竹橋の仕草を見逃していなかった。

 

“ 初球だけは必ず外で、1度でサインが決まればストレートです。”

 

七番、かすれ声の右バッター影山薄(かげやますすき)は、積極的に初球を狙った。その打球が一・二塁間を抜ける。

 

「やっ……!」

 

一塁ベース上でベンチへ強くうなすく影山。続くは八番、自らの美学で左バッターになったウザイケメン、光綿密(ひかりめんみつ)。綿密も、遠矢の言葉を思い出しながらバッターボックスへ向かった。

 

“ 初球に首を振った場合は変化球ですが、初球にチェンジアップはありません”

 

(外から入るスライダー!オーディエンスたちよ。僕の華麗な流し打ちをご覧あれ!)「ビーナス!」

 

今度は三遊間を抜いた。一・二塁で迎えるは、ファースト杉浦大悟(すぎうらだいご)の弟、右バッターの杉浦太(すぎうらふとし)。バッターボックスへ向かう背中に、兄の杉浦が叫ぶ。

 

「太~!リラックスしすぎるなよ!」

 

振り返った太がうなずくと、杉浦に一奥(いちおく)がツッこむ。

 

「おい!杉浦先輩。それ逆だろ?」

 

「一奥。あいつはな、さっきもリラックスしすぎて打てなかったんだ」

「なるほど……さすが弟先輩だな……」

 

そして太が右打席に立った。

 

(えーと。とーやくんはなんて言ってたかなー?)

 

パン! 「ストライク」

「あ!」

 

太は、初球のストレートを見逃してしまった。

 

(どーしよー。あ!思い出したぞー)

 

“ 初球が外のストレートでストライクの場合、次はインコースのチェンジアップです”

 

ニコッとした太が構え、竹橋が二球目を投げる。

 

(ほんとーに来たー!よ~し!)

太のバットがボコッと鈍い音を出す。

「あれれ?」

「バカ太!落ちるぞ!走れ!」

 

「あ~ぁ」

 

叫んだ兄の声に、弟は急いで走った。

 

待ちすぎてインコースのチェンジアップにつまった打球は、ショート後方へ飛んでいる。一塁ランナーの光、二塁ランナーの影山はハーフウェイ。

しかし、打球は落ちた。必死に走った鈍足の太は、一塁ベース上でホッとした。

 

(はぁ、よかったぁー)「おにーちゃん、ごめんよー」

「バカ野郎……よく走った!」

 

そんな兄弟のやり取りを見ていた一奥は、苦笑いだった。

「なぁ、遠矢。杉浦先輩涙目じゃねーか?」

「だね。杉浦さんがホームラン以外で喜ぶのは珍しいよ。でも、この1本は大きいね」

 

そんな一奥と遠矢を見ていた仟も苦笑いだったが、妹の要と目が合い、要はニコッと笑った。

 

仟は、要にもう少し優しくしようと密かに思っていた。

 

場面は三連打でノーアウト満塁。バッターボックスへ向かう小山田正(おやまだただし)は……ビックチャンスにガチガチだった。

 

すると、『小山田~!』と叫ぶ声が重なる。

一人はネクストの白城。もう一人は杉浦兄だったが、一奥は杉浦に口を塞がれていた。

 

プハァと杉浦の手を払った一奥が、杉浦に絡む。

 

「杉浦先輩が落ち着けって!みんなわかってんだから、白城に任せようぜ」

 

バッターボックスに入る手前で、小山田は白城を見た。すると白城は、自信に溢れる表情でネクストサークルに立ち、小山田を見ていた。

 

(白城?)

「小山田!三振してこい!最強の二番に満塁ホームラン打たせろ!」

 

「白城……」(ありがとう!)

 

小山田が決意の打席に入る中、ノーアウト満塁の場面でも名京バッテリーはタイムを取らなかった。小山田も遠矢の指示を思い出しながら、バットを構えた。

 

“ 小山田さん。もし名京がタイムを取らなないなら、配球は変わりませんので!”

 

パン!「ボール」

 

小山田は、初球外のストレートを見送った。

 

“ 竹橋さんの首振りは、初球限定です。初球がボールなら、次も同じ球で来ます”

 

(遠矢君……。よし、次のストレートが勝負だ!)

 

小山田のフルスイングが、カキンと快音を響かせる。

「やった……」

 

打った瞬間右手を握った小山田の打球は、ライト前に落ちた。

 

『しゃー!』
『小山田~!』

 

盛り上がる西島ベンチ。まずは一点を返す。そして、迎えるは自称最強二番の白城。しかし、打席へ向かうその表情は冴えない。

 

(あの遠矢(やろう)。俺にヒットを打てと言いやがった……)

 

口をムッとさせながら打席に向かう白城の背中を見ながら、遠矢は(頼みますよぉ)と、手を合わせていた。

 

“ 白城さん。ここはホームランでランナーを片付けないで下さい。後、初球はスライダーです。ボールですけどね”

 

白城が右バッターボックスに立った。

 

(ったく……初球はスライダーでボールだったな……ん?首振った……これでスライダーは確定か!……って、なんかムカツクぜ!)

 

コンパクトに振り抜いた白城の打球は、ライト前へ綺麗に運ばれた。一塁ベース上で腕組みする白城の姿に、遠矢は笑顔を送っていた。

 

(さすが白城さん。初球がボールなら、次はストライクのスライダーが来るのにね。意地で打ったってとこかな)

 

ついに西島高校側のスコアボードにも2が表示され、五連打で点差は5。

迎えるは、キャプテンの神山。

 

“ タイムがなければチームの余裕とも思えますが、このバッテリーに信頼はありません。いつもは国井(くにい)さんがキャッチャーですからね。今ピッチャーの竹橋さんは、そうとうイライラしてると思います。これ以上は……キャプテンに失礼ですよね?”

 

(あいつ、楽しそうに言いやがって……)

 

微笑みながら遠矢の言葉を思い出していた神山は、バッターボックスに立つとバントの構えを見せた。

 

初球、首を振ったピッチャーの竹橋はスライダーを投げる。

 

パン! 「ボール」

神山はバットを引いた。

 

(これで次は外のスライダーでストライクか)

 

パン! 「ストライク、カウントワンワン」

 

再び見逃す神山。そして遠矢の言葉を思い出す。

 

“ 竹橋さんは、同じ球でストライクを続けません”

 

(だったな……)

 

三球目、ピッチャーの竹橋はインコースのストレートを投げた。

 

「ボール。ツーワン」

 

追い込まれた神山は、バントの構えを辞めた。

 

(ボールの場合、同じ球でストライクを取りに来る。次もインコースのストレートだ!)

 

カキーン!
この回、六度目の快音がグラウンドに響く。「よし!」と、打った神山が呟いた。

 

『抜けたぁ!』
『回れ回れ!』

 

神山の打球は右中間を真っ二つにした。鈍足の杉浦弟がホームイン。続いて小山田が余裕で帰ってきた。

 

点差と満塁で深めの守備だった事もあり、打球はセンターが止めた。名京高校の見事な連係プレーで、一塁ランナー白城は三塁へ滑り込む。神山は二塁まで行った。

 

西島高校二点追加。その差は三点となった。

 

得意のインコースを狙い、見事長打にした神山。そのバッティングに、遠矢はベンチから拍手を送っていた。それに応えるように、神山は二塁ベースから軽くガッツポーズ。

 

その時だった。

 

「ぐぬぬ……これでは俺が歩かされるではないか!」

 

ネクストバッターズサークルから叫んだ杉浦の声に、西島ベンチから『は?』『へ?』という声が漏れた。その声に、振り返った杉浦が怒りを見せる。

 

「誰だ!今の声は!」

「一奥(いちおく)んです!」

 

笑顔で言った要に焦る一奥。

 

「要!俺だけじゃねーぞ!」

 

恐る恐る一奥が杉浦を見ると、全身がプルプル震えていた。

 

「一奥……キサマ、許さん!」

 

杉浦が三塁ベンチへ向かおうとしたその時、マウンドから不機嫌そうな声が杉浦の耳に入る。

 

「お前を歩かすだって?んな訳ねーだろ!」

 

足を止めた杉浦を始め、西島の選手が一斉にマウンドを見た。

 

「勝負だ!早く立て」

「ガハハ!面白いじゃないか!」

 

ピッチャー竹橋の態度を杉浦が気に入り、一奥は助かった。

 

「ふぅ~。杉浦先輩は油断できねーな……」

 

そう言った一奥の目に、真剣にマウンドを見つめる遠矢の姿が映った。

 

「遠矢、何か気になるのか?」

「いや、気になるって程じゃないんだけど……」

 

すると杉浦への初球。ピッチャーの竹橋が投げた外のスライダーを、キャッチャーがはじいた。

 

三塁ランナーの白城がホームを狙うが、ボールは一メートルほどキャッチャーの右に転がっただけ。白城はすぐに帰塁した。

 

ピッチャー竹橋の投げたスライダーを見た一奥が、遠矢に問いかける。

 

「今のスライダー、速くなかったか?」

「うん……スピードにキレ……間違いないね」

 

続く二球目、外のスライダーがストライクに決まる。だが、またもやキャッチャーがその場にポロリと落とす。その姿に、一奥の目が鋭くなった。

 

「遠矢……」

「どうやら、キャッチャーにボールが見えていないようだね」

 

カウントはワンワン。三球目、竹橋はインコースのストレートを投げる。しかし、杉浦は冷静だった。苦手な外を捨て、初めからインコースを待っていた。

 

「ガハハ!いったぜ!」

 

捉えた打球が左中間へ上がる。打った瞬間入ったと思われた打球だが、飛んだコースが悪かった。

 

「にぃーさーん!はっしれー!」

「なに?……ガッ!」

 

杉浦弟、太の声に兄の杉浦は焦った。打球は、左中間のフェンスを直撃。

 

それを見た三塁ランナーの白城はホームイン。抜けると判断した二塁ランナーの神山も帰ってきた。

 

しかし……

 

「おい!杉浦先輩!」

「なんだ、一奥」

 

杉浦は、一塁ベース上でスパイクの紐を結び直していた。その姿は、誰の目にもごまかしているのがバレバレだった。

 

一奥は苦笑いしていた。

 

「ダメだこりゃ。今のは二塁まで行けただろ。なぁ弟先輩、もっと言ってやってくれよ」

「そーだねー、一奥くん。にぃさーん、ナイスバッティングー!」

 

「え!」

 

勢いよく振り返った一奥。すると、スパイクの紐を結び終えた杉浦が顔を上げて立ち上がった。

 

「ガハハ!紐がほどけてなければホームランだったな!」

 

能天気な杉浦兄弟に呆れた一奥は、一塁の杉浦兄に叫んだ。

 

「杉浦先輩もういいっつーの!」

「ん?ガハハ!」

 

笑っている杉浦の姿を見ていたピッチャーの竹橋は、ロジンをマウンドに叩きつけた。その表情は、完全にキレている。

 

杉浦の七連打目で、ついに一点差まで詰め寄った西島高校。しかし、ここでついに名京ベンチからタイムがかかった。すると、一気に逆転ムードだった西島ベンチが静まり返る。

 

タイムをかけてホームへ歩いてきたのは、名京高校の絶対的存在であるキャプテンの国井だった。

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